Xperia arc SO-01C のいいところ 悪いところ:SaLP
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Xperia arc SO-01C のいいところ 悪いところ [Sony Ericsson製品:XPERIA]

 えーっとですね、去年はXperia X10の国内版、SO-01Bについてレビューしたと思うんですが、音質編までで投げ・・・もとい音質編で終わりにしたんですよね(^^;;

 基本的に何でも出来る端末というのはレビューを書くのが非常に難しいということもありますし、携帯電話という関係上開梱編が出来ない(ショップ店員に開梱させられた)ので、いっそのこと長所短所をひとつの記事に書いてしまった方がいいんじゃないかと思っております。

 

 というわけで、Xperia arcのレビューを今更始めたいと思います(^^;;;

Xperia acroが発売する直前ですし、役には立・・・ちますよね(^^;;;;;;;;

 

 その前に二つ留意点を。一つ目、この記事では長所・短所を挙げていきますが、それらの項目は基本的にSony Ericsson(主にarcの端末自体)、Google(Android OS周り)、NTT docomo(インフラ周りなど)と分けられるので、分けて列挙していきます。二つ目、この記事はあくまでも「私が」長所、短所だと思った点をカテゴライズしています。人によっては私の短所が長所になりうる、また逆も然りということがあります。その二点はご了承ください。

 

 そして、特に取り上げるべき点は後で個別に詳細を書くことにします。それではまず長所から。


 

 

 

 そして短所。

 

 

 それでは解説と行きましょうか。まずは長所から。

 メニュー/ホーム/バックキーの基本キーがメカニカルキーである点。これは地味ながら重要な点だと思っています。これらの基本キーがディスプレイ部分と同じく静電式のボタンになっている端末もありますが、静電式では「押したことが分からない」、「強く押せないことで端末を片手で掴んでいる際に安定して掴みにくい」、そして何より「端末がビジー状態になっている際に押されたのか押されていないのか判別が出来ない」という点があります。

 メカニカルキーであることでこれらのデメリットから開放されるため、仮に(静電式と比べると)壊れやすい、だとかいうデメリットを考えても、こちらの方が便利に使えると考えています。機械的キーだったにせよ、そう壊れるものでもありませんからね。

 

 PCブラウザからAndroid Marketを開くことで、端末にリモートで入れたいアプリをインストール可能な点。PC上からアプリをダウンロードし、自動でスマートフォンにインストールしてくれるこの機能は便利と言うほかありません。欲しいアプリをPCで検索してすぐに入れられると言うことですから。

 

 これも上と関連していますが、PCブラウザからのアプリインストールが即座に反映されるようになった点。Android 2.1の時は、PCからインストールをしても端末に反映されるまでに時間が掛かったのですが、Android 2.3の時点でそのようなこともなくなりました。私は該当OSの端末を触っていないので分かりませんが、おそらくAndroid 2.2の時点で改善されたものと思われます。

 即時インストールは出来て然るべきなので、これでやっと違和感なく快適に使えるようになったと言えると思います。

 

 「ケータイ補償お届けサービス」が素晴らしい点。これについてはもはや何も言いますまい(笑)

 自分で体験してしまったからこそ言える事です。実際に壊した状況にならないとありがたみは分かりません。本当に便利です。みなさんも、docomoで携帯電話を購入される時は是非このサービスに入っておくことをお薦めします。

 

 

 

 続いてデメリットの解説です。

 内蔵ストレージ容量が少ない点。これはもう何度でも言います。改善するまで言うのをやめません。私はそれほどまでに深刻な問題だと考えているからです。内蔵ストレージ容量の問題さえなければXperia arcは素晴らしい端末と言って過言ではありません。

 逆に言えば、このせいでarcの良さをスポイルしているといっていい、それほどまでに致命的な仕様であるということです。最近は次期Xperiaと思しきコードネーム"nozomi"(Xperia duo?)なる端末が出始めていますが、次で改善しないようならSony EricssonもNTT docomoも終わってますね(爆)

 というわけで是非改善してもらいたい点です。

 

 実使用時の空きRAM領域が意外に少ない点。これは、先日のアップデートで大きく改善されました。Xperia arcのRAMは512MBですが、実際にユーザーが運用するような環境となると、空きRAMは100MBほどしかなく、快適に使えないこともままありました。

 しかし、アップデートにより実空き領域は50MBほど増え、使いやすくなりました。今までその50MB分をどこで食っていたのかは知りませんが、素晴らしいアップデートです。

 

 通話録音が不可能な点。Androidでは標準(非root環境)で、通話の際の音声を(送受話ともに)内部的に(=マイク端子を使わず、内部信号から)録音できる仕様になっているのですが、Xperia arcでは録音が出来ません。Xperia SO-01Bでは可能であったため、これは非常に残念な仕様変更です。

 もちろんこれはセキュリティの面からという理由なのかもしれませんが、通話内容を録音できるというのは非常に便利な機能であるので、潰して欲しくなかったところです。

 

 電源ボタンが押しにくい点。これは明日発売されるXperia acro SO-02Cでは改善されていますが、何せarcでは押しづらい。

 何故押しづらくなったのか・・・ポケットの中で押されて困っているから直せと言う苦情があったのかは知りませんが、押されたところで少しの間画面が点灯するだけで、電源ボタンを押しただけでは画面ロック機能があるので、誤作動まですることは考えにくいことを考えると、どうにも理解出来ない押しづらさでした。

 それでも、acroで直っているのでよしとしましょうかね。

 

 スピーカーがステレオでない点。スピーカーの音質が向上したことはメリットの欄で書きましたが、欲をいうとステレオにして欲しかったという気持ちがあります。それと、端末表面側にスピーカーを配置すれば机などに置かずに音楽や動画を楽しむ際でも手前側(画面を見ている人間側)に音が向かっていくので聞き取りやすいですし、裏側に搭載し続けるのなら十字に4つ配置するなりして、端末を縦にしても横にしてもステレオで聴けるようにするといいのかなと思います。

 後者は面積を取る都合上難しいとは思いますが(^^;;

 

 端末の大きさに対して液晶が大きい(縁が狭い)点。これは筐体サイズの増大を抑えつつ画面サイズが広がるメリットとも取れるとは思いますが、私はデメリットとしました。なぜなら、縁を狭くすることで片手で操作した時に、手の一部分が画面に触れて端をタッチしてしまうことが多々あるからです。

 買ったばかりの時の話をしますが、買ってすぐでは端末の大型化もあり、誤タッチ認識しまくりでとても片手で操作できませんでした。慣れることでずいぶんと減りましたが、それでもたまに誤タッチしてしまうことがあります。こういう問題があるので、縁の部分をもう少し広げて欲しいなと思っています。縁を狭めると見た目が黒一色になってかっこいいんですが、あくまで私は実用重視です。

 カメラ使用時、8Mモードだとズームが使用不可能な点。これはもうそのままです。ズームさせてください(^^;;

 処理能力が足りないのでしょうかね、それなら無理して8Mである必要も無いのでは、と思いますが、その辺りは「Exmor R(裏面照射CMOS)を搭載させる」ことが第一目的だったから、なんでしょうかね。携帯電話用のExmor Rは8Mと16Mしかありませんから。

 

 本体バッテリ内の温度が上昇しやすく、給電できる環境であっても充電されない点(07/06(Wed)のアップデートで改善)。これも内蔵ストレージと並んで致命的な問題だと思っていましたが、アップデートで改善されました。端末をハードに使っていると本体内の温度がすぐに上昇して、充電出来なくなってしまうという仕様です。

 具体的には、動画をしばらく見ているとマシンパワーをふんだんに使っていることで温度が上がります。そうすると、充電が勝手に止まってしまうんですね。こうなってしまうと端末をアイドル状態にしようが、ケーブルを刺し直そうが、再起動しようが・・・本体の温度が下がるまでは充電を開始してくれません。

 真面目な話、うちわで扇いだり扇風機に当てたりして使ったりしました。こんな携帯初めて遭遇しましたよ、私は。温度のしきい値はLi-ionバッテリについているセンサー読みで36~39度程度(バッテリの電圧など、環境で異なります)で充電されなくなり、充電不可能状態では35度を下回るまでは再充電しない仕様でした。

 しかし先日のアップデートで、少なくとも41度までで充電が止まることはなくなりました。この辺りのアルゴリズムが改善されたのは間違いありませんので、何故か充電されないと感じていた方、モバイルUSB電源のバッテリがすぐ切れて使い物にならないと感じていた方はすぐにアップデートすることをお薦めします。

 モバイルUSB電源のくだりは、USB電源側は残っているのに、arc側が充電拒否していることで充電出来ず、それをUSB電源側のバッテリが無くなってしまったからだと勘違いしてしまってstick boosterが全然容量足りなくて使えないと思い込んでいた私の体験談だったりします(爆)

 

 本体設定やアプリのバックアップがシステム側から一括で行うことが不可能な点。これはもうAndroidの宿命と言いますか、OS側が各アプリの設定部分までは関知していないという設計から来る仕様でしょう。端末を初期化したり、機種変更したり、壊して代替機を利用する際に設定が死ぬほど大変なんですよ。

 もっともrootを取ればバックアップは出来ますが、機種変更や代替機など異なる端末を利用する時には多少の手間が生まれますから、デフォルトで楽にバックアップできるような機能が欲しいところです。それに「root使え」は、使う上で言うべきことでないと考えていますので。

 私がiPhoneに関して羨ましいと感じるのは、これだけです。この面は本当に改善されて欲しいです。

 

 ブラウザを(自分でプロセス管理アプリで)終了した場合、ブラウザ再起動時にはホームページではなく直前に開いていたページが開かれる点。これも人によってメリットと感じるかでメリットと感じるかは分かれるところですが、Androidはタスクマネージャ系のアプリから「プロセスをkillできる」という設計を持つので、明示的にkillした場合はタブを全て閉じて欲しいという思いがあります。

 AppleのiOSでも最近このような仕様に変更されたとか言う話も聞いたりするのでAppleに倣ったのかもしれませんが、アプリケーションを終了した時にタブを閉じてくれないブラウザって嫌いなんですよね(^^;;

 これは設定項目を一つ増やして任意に設定できるようにするだけで、「タブを閉じて欲しい人」も「タブは閉じて欲しくない人」も幸せになれるので、改善して欲しいところです。

 

 本体ストレージ容量が少ないにもかかわらず、プリインストールアプリで多くの容量を使用している点。ただでさえ容量が少ない段階で、docomoは余計なことをしないで欲しいですね(爆)

 それを把握したのか、先日のアップデートでは「docomo提供のアプリはアンインストールできる」仕様になったので、今後改善されていくのかなとは思いますが、端末容量が少ない状態でやられるのは非常にきついので、今後度の端末でも、プリインストールアプリをアンインストールできる仕様であって欲しいところです。

 

 spモードメールアプリをmopera U回線で使わせてくれない点。これはもちろん「spモードを契約しないでもmopera Uだけ契約していれば@docomo.ne.jpのメールアドレスを使わせろ」という横柄なことを言っているわけではありません。あくまでspモードもmopera Uも利用しているユーザーに対して、3G回線をmopera Uのプロバイダで接続しているユーザーにも使わせて欲しいということです。

 spモードで使えるのは当たり前ですが、Wi-Fi環境で使えるのにmopera Uで使えない理由は何なんだと全く理由が分かりませんので、mopera Uでも許可して欲しいのです。仮にも自分たちのネットワーク(3G網)なんですし、そもそもspモードを契約しないと利用できない点で、ユーザーはお金を払っているわけですから。

 

 

 こんなところでしょうか。書いて見ると非常に長々となってしまいましたが、それだけ書きたいことがあるということです。メリットに対してデメリットが多いのは、是非改善して欲しいという気持ちが大きいことと、使いやすいメリットというのは身体になじんで挙げるのが難しいことが理由であるだけで、けしてメリットが少ないというわけではないことは付け加えておきます。

 使いこなせれば非常に便利、これがスマートフォンだと思っていますし、私はもうフィーチャーフォンに戻れと言われてもまず不可能なので、こういったデメリットを改善していって素晴らしい端末・プラットフォームにしていって欲しいですね。ライトなユーザーも含めて、万人が使え、使いやすいように。

 

 

 長くなってしまいましたが、これで記事はおしまいです。明日はXperia acroの発売です。acroを買おうとしている方も、この記事が参考になる部分はあるでしょう。


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Riever

>白吉さん、taiseikoさん、kanchinさん、hidexさん、nice!ありがとうございます
by Riever (2011-07-24 13:30) 

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更新率低すぎやんけ
by 必須 (2011-08-04 15:02) 

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