『MZ-RH1』 レビュー No.7 『PC接続』レビュー:SaLP
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『MZ-RH1』 レビュー No.7 『PC接続』レビュー [Sony製品:Walkman]

音質についてはリモコン有りとリモコンなしの二通りのレビューをしたので、今回はPC接続編です。

音質についてはもっと書きたいことがあるのですが、ちょっと時間が無くなってしまいましてさっさとMZ-RH1のレビューを終わらせてしまいます(^^;)

今回は実験的な要素が強いので厳密に『レビュー』とは言えないかもしれませんが、PC接続編を始めます。

※今回画像が多いため、非常に重いです。お気をつけ下さい。

 

今回どんな「実験的な要素」なのかというと、音楽管理・転送ソフト『SonicStage』の中でも、私はいくつかバージョンを持っていますので、どのバージョンからMZ-RH1を認識できるかという実験です。

HDD交換によるOSのクリーンインストールをしたので、今回の実験に踏み切ったわけです。

まあ昔から使っているので思い出深いから、SonicStage巡りしたいだけですが(^^;;) 

 

さて私が所有していたSonicStageのバージョンですが、

  • Ver.1.5(MZ-N10に付属)
  • Ver.2.2(MZ-NH3Dに付属)
  • Ver.3.4(MZ-RH1に付属)
  • Ver.4.2(カスタマーサポートからのダウンロード)
  • Ver.4.3(カスタマーサポートからのダウンロード)

の5種類です。

 

それではVer.1.5から。

 

MZ-N10に付属のCD-ROMからインストールしてみました。

 

さっくりインストールして、再起動を促されました。

 

SonicStageの初回設定画面です。

 

ちなみに上はデスクトップに配置されたSonicStage Ver.1.5のロゴです。右下の六角形、昔はオレンジ色だったんですよ。

 

上二つはバージョン情報です。

注目するのはそれのモジュールバージョン欄(下部)ですが、Windows 98 Second Editionでインストールして使っていた当時はHDWM(ハードディスクウォークマン)とHi-MD Walkmanという項目がありました。

今入れてみると表示がないのは謎なのですが、OSの影響でしょうか。

私がMZ-N10を購入したときに既にHi-MDとHDD Walkmanの開発が進んでいたのかと思うとちょっとショックでした。買う時期間違えたのかなぁなんて(^^;)

 

 

本題に戻って、MZ-RH1が認識するか、ですよね。

上の画面はMZ-N10接続時です。

このSonicStageはMZ-N10に付属していたものなので、当たり前のように認識します。

 

続いてMZ-NH3Dです。

接続しているのに認識していませんね。

 

次はMZ-RH1。

MZ-NH3Dが認識されていないので、もちろんMZ-RH1も駄目なようです。

 

というわけで、結論。

SonicStage Ver.1.5では、

◎MZ-N10

×MZ-NH3D

×MZ-RH1

ということですね。

 

お次はSonicStage Ver.2.2。MZ-NH3Dに付属していたものです。

インストール画面もVer.1.5と比べて全然違いますね。

こちらもインストールが終わると再起動を促されます。

 

そして初回設定。上は再生設定ですね。

 

ちなみにSonicStageのアイコンは、Ver.2.0以降から現在のような色になったんですよ。

 

Ver.2.2のモジュールバージョン欄は、かなり量が増えています。

「OpenMG CD」や「CD Walkman」が追加されたのは、当時のWalkmanラインアップにMP3やATRACなどの圧縮音源を収録したCDの再生に対応したCD Walkmanがあったからでしょう。

このバージョンから、先ほど紹介した「HDWM」や「Hi-MD」なんかも表記されています。

Hi-MD Walkmanが認識できるという辺り、MZ-RH1も動きそうですがどうでしょうかね。

 

と言うわけで接続した画面です。

今度はMZ-N10、MZ-NH3D、MZ-RH1をいっぺんに接続しましたが、すべて認識していますね。ちなみにKドライブはMZ-NH3D、LドライブはMZ-RH1です。

 

 

MZ-RH1のHi-MDディスクに録音した楽曲の転送を行ってみました。

一連の動作の画像を見れば分かると思いますが、Hi-MDフォーマットのディスクの場合はちゃんとPCに転送できました。

 

MZ-RH1→PCに転送した曲も、再びHi-MD Walkman(上の場合はMZ-NH3D)に転送できるなど、自由度は高いですね。

 

ですがMZ-RH1のポイントである「MDからPCへの転送」は、Ver.2.2では出来ませんでした。

MZ-RH1をMDモードで接続すると、ドライバがインストールされていないとOSから警告が発されました。

 

と言うわけで、SonicStage Ver.2.2では

◎MZ-N10(バージョンが上なので対応しているものとします)

◎MZ-NH3D

△MZ-RH1(MDモードのみ不可)

という結果のようですね。

 

 

 

はい次。MZ-RH1に付属のVer.3.4です。

なんだかインストールの時点で言語選択があるなんて、SonicStageも大分グローバル化してきたんですかね。まあJapanしか選べなかったわけですが。

 

インストール後の再起動はいつもの通りありますが、「後で」出来るようになったのはなかなかユーザーフレンドリーですね。

 

初回設定もありますが、この辺のバージョンから設定することは一様になってきます。

 

バージョン情報は「M.S. PRO」なんて項目が追加されています。PSPへの対応がメインでしょうね。

そのほかのモジュールのバージョンも上がっていたりしますね。

 

次は機器を接続したときの画面。

MZ-N10、MZ-NH3D、MZ-RH1、そしてPSPと、私が所有しているすべての機器を接続しましたが、すべて認識しています。

 

(MZ-RH1に付属していたものなので当たり前ですが)転送もMD、Hi-MDが出来ました。それに今回のバージョンからPSPにも出来ますので、

◎MZ-N10

◎MZ-NH3D

◎MZ-RH1

◎PSP

と言うことですね。

 

・・・・・・全対応してしまったので、Ver.4.2とVer.4.3は(この実験では)実質いらないことになってしまいましたが、一応スクリーンショットは撮ってしまったので、載せておきます(^^;

 

下はSonicStage CP Ver.4.2です。

上:初回設定画面

 

上:バージョン情報

注意深く見ると分かりますが、各デバイスのバージョンは上がっているようですね。

 

 

最後はSonicStage CP Ver.4.3。2007.03/12(Mon)の時点での最新バージョンで、Windows Vistaに正式対応した初のバージョンです。

 

Ver.4.2と比べ、Ver.4.3はVistaに対応しただけですが、デバイスのバージョンはVistaにも対応するようにするためか上がっていますね。

 

 

『SonicStage巡り』、こんな感じです。Ver.1.5の時は重い、使いづらい、色が嫌だ(青系が好きだからですが)など、いろいろ大変な面はあったかと思いますが、ここまでのバージョンアップで比べものにならないほど使いやすくなったと思います。

なによりCONNECT Playerの機能も包括しつつ、CONNECT Playerよりも必要スペックが低いこと(CONNECT Playerの最小メモリは256MB、SonicStageは128MB)など、意外なところで頑張っていたりしますからね。

 

ここまで改良するのに、開発者はどんなに苦労したことか。

感激だったりします。

 

 

あと、MD Simple Burnerですが、MZ-NH3Dに付属していたものはVer.2.0.04、MZ-RH1に付属していたものはVer.2.0.05と、少し違うようです。

これはカタログにはVer.2.0付属としか書かれておらず、完全にノーマークだったので違いはうろ覚えですが、(確か)CDDBのCDデータを編集できるか否かが変わっていたと思います。

 

(どうでもいいことですが)MZ-RH1が発売されたのが2006年なのに、MD Simple Burnerは開発が2004年で終わっていたような感じがするのがなんか残念。

 

前に記事にしましたが、SonicStage CP Ver.4.3はMD Simple Burnerの機能がついていないにもかかわらず、Vista使用時ではMD Simple BurnerからSonicStageに移行して使用してくださいという状況ですからね。

些細なことですが、これだけは少しがっかりだったりします。

 

 

PC接続レビューは『SonicStage巡り』がメインになったわけですが、今回はこんな感じでおしまいにしたいと思います。

 

 

追記:MD Simple BurnerはSonicStageのように、複数の(MD)機器を接続したときでも機器を選ぶことは出来ず、「後に接続した方」が認識されるようです。

例1:MZ-NH3Dの後にMZ-RH1を接続→MZ-RH1を認識。

例2:MZ-RH1の後にMZ-NH3Dを接続→MZ-NH3Dを認識。

 

 

 

-MZ-RH1のレビュー一覧-


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かつぽん

お疲れっす!
大変だったでしょ?ここまでやるの・・・
こんなコとしてる暇があったら勉(ry

Hi-MD、僕は好きなフォーマットですよ。
末永く生き残って欲しいですよね。
by かつぽん (2007-03-13 12:45) 

hidex

MDかぁ~、久しくさわってないですね。。。
昔は一生懸命録音して、一生懸命曲名入れてしたのに。。。笑
by hidex (2007-03-13 12:52) 

Riever

>かつぽんさん、nice!、コメントありがとうございます
この記事、大変な割に自己満足なので、正直nice!がつくことすら意外でした(^^;)
画像40枚以上あるような気がしますし・・・。

ホント、こんなコとしてる暇があったら・・・って私も「変換間違い」してしまいました。誤解を招く表現ですが、断じてそんなことはありませんよ。
初めにこんな候補を表示したATOKのせいです。ATOKよ、しっかりしてくれ~(逃げ)
・・・初めに表示されたからって、私がそんなことを変換したことがある訳じゃあないですよ(^^;;;)

この記事を作成したのは昨日ですが、スクリーンショットやインストールしたのは1ヶ月ほど前なので・・・・・・1ヶ月前の自分、ちゃんと勉強しないと駄目じゃないか!
ちゃんと喝入れておきました(^^ゞ

Hi-MD、ディスクのための読み込みが遅いこと、容量が少ないことを除けば結構いいと思いますよね。
一番はHD Digital AMPを搭載したNetwork Walkmanの登場なんですが、開発者はいかんせんやる気がないみたいですし・・・。
QUALIAが今でもあれば、少数でも受注生産という道は残されていたんですけどね。
by Riever (2007-03-13 14:12) 

Riever

>hidexさん、コメントありがとうございます
曲名入れるのは大変でしたね。半角カタカナとアルファベットでちまちまと・・・。
私はMDデビューがMZ-N10(SonicStage経由での漢字書き込み対応)だったので漢字も使っていたのですが、文字数の上限で途中からタイトルつけられなくなったりもしました。

いや、懐かしい・・・
by Riever (2007-03-13 14:16) 

HIRO

写真多!!!Σ(゚∀゚;)   そして重!!!Σ(´д`ノ)ノ
いや~、お疲れです。コレだけのうpはそれは時間かかったでしょうに。。。

内容な全然自分に関係ないんですが、その苦労にnice!押しておきます(笑
by HIRO (2007-03-13 15:55) 

Riever

>HIROさん、nice!、コメントありがとうございます
すいません重くて(^^;)
自分でもこんなに多かったというのはビックリです。

こんな独り善がりな記事にnice!、ありがとうございます。
by Riever (2007-03-13 16:52) 

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