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知っている方は知っているんです。 [日記・雑記]

ITmediaの『「著作権は混迷」「ダメと言ってもネットは止まらない」──東大中山教授』という記事が目に付きましたので・・・

上のリンクの記事のサブタイトル-[19世紀の状況を前提に作られた著作権法は、一般ユーザーが創作し、ネットで発表する現代に合わない――著作権法の第一人者・東大の中山教授は言う。]-に、全てが集約されていますね。

 

私もこの記事この部分など、もう何回も書いていますが、もはやほとんどの方が分かっていることなのでしょう。

知らないふりをして押し通したいのは、現在の権利者だけです。

 

 

記事の中山教授ですが、彼ですら[「著作権法を侵害したことがない人はほとんどいないだろう。訴える人がいないだけで、形式的には“一億総犯罪者”とも言える」――例えば中山教授が大学の研究室で他人の論文をコピーする行為も、「私的使用の範囲を超えているから」著作権侵害に当たる]と、思い切って暴露しています(爆)

 

事実もっともな話でしょう。かくいう私もそれ(著作権法違反)をしたことがないかというと、そんなことはないと思いますから。

たとえば他のサイト(今回の場合はITmedia)から文章の引用をしたとして、引用した旨の表記がなかったときもダメですよね。私も今までblogで記事を書いてきましたが、一度や二度は書き忘れたことがあると思います、と言いますかあります(^^;; 後で気づいてもリンクはしているから良いやとなってしまうので、みなさんがオンラインで何かを書き込むときは、こんな真似をしないようにしましょう。

 

 

また、二次利用について[強すぎる著作者人格権は、2次創作やパロディー文化の広がりもはばむ。「一般人による2次著作や共同著作が増えている。翻案文化はもう止められない」]。と表記がありますが、私個人の意見としては二次利用は賛成なんです。

というのも、ユーザーが二次利用をしたとしても、(誹謗中傷や公序良俗に反するような)よほどのことがない限り権利者にとってもプラスになることは多いと思うんです。

たとえば、よく動画投稿サイトなどでは映像や楽曲の二次利用(俗に言うMADや非著作権者によるカヴァー)投稿されていますよね。これらは現行の著作権法から言えば削除する対象に当たります(権利者側から削除要請があった場合はサイト運営側は削除する義務が生じます)。

しかし、これは私の場合で他の方がどう感じるかは分かりませんが、そう言った動画投稿サイトの二次利用したものが気に入り「二次利用される基になった作品」を欲しくなった事が何度もあります。真面目な話、そのせいで買うCDリストが数十枚増えて持っているお金ではまったく処理できないレベルなってしまっているので、ストレス溜まりまくりであります(^^;;;

 

 

そしてITmediaの記事の最後には、[知財を共有する――コモンズの発想]とありますが、これは理論云々ナシで書きます。

みんなでわいわいしたほうが楽しいですって!

 

 

もちろん、不正コピーなどの問題は排除した上で、ですが、私は芸術作品に対しては政治的なものと言いますか、人間同士のくだらない利権は排除したいんです。

・・・もう議論が完全に破綻していますが(爆)、それを承知でもっと純粋な気持ちで芸術作品には取り組んで欲しいのです(^^;;;

そもそも著作権というのは、作品を作る人のためにあるべきであって(たとえばJASRACなどの)権利者のためにあるものでないはずです。前者(作品を作る人)と後者(権利者)は互いに持ちつ持たれつ、という関係ではありますが、後者(権利者)は前者(作品を作る人)がいなければ存在すら必要ない団体です。

それをデカイ顔してのうのうと・・・(^^;;;

 

 

 

話が逸れましたが、まとめると現行の著作権法は少数の著作権者にとって優遇するという前提が間違っている(古い)ので、もはや現状には即応し得ないということです。

これは始めに書いたように、大部分が分かっていることなんでしょうが、本当に一部が問題なんですよねぇ・・・

物事、力で押さえつけると反発するものですから、それを上手く利用する逆転の発想というのが必要と思うのですが、団体の規模が大きくなりすぎると現状維持をしたがる気質が強くなるので、仕方がないものなんですかね・・・

 

末端の消費者はどうにも意見を主張できないので、ここでぼやいてしまいました。

まあ、受験とSo-net blogへのストレス発散と言うことで勘弁してください(^^;;;

 

[]内は、ITmediaの該当記事からの引用です。


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コメント 6

spin@片桐凛

もう呆れすぎて私からは何も言えませんね。
語るだけ無駄なのでしょうから。
by spin@片桐凛 (2008-03-04 21:46) 

かつぽん

もう諦めてますから、僕。
そもそも日本映画なんて見ませんし、
日本の曲も小田さんと佐野さん・ヤマタツ・ナイアガラぐらいでおK。
勝手にやってろって>権利者とか言う強欲家共

by かつぽん (2008-03-04 22:52) 

Riever

>spin@片桐凛さん、nice!、コメントありがとうございます
著作権法に限らず、全ての法律に言えることなのですが、「法律」というものは「人間が作ったルール」で、その人間という存在自体が不完全なのでどうしようもないんですよね。
この場合は即時改正することで極力不整合が出ないように出来ますが、それをエゴが邪魔をすると・・・。

私が理系を志したのは、文系というものがそもそも不完全なものだからという点もありますし(下らないルールには興味すらないので)、それよりは基本的に狂いようのない科学の方が面白いですね(笑)
by Riever (2008-03-05 14:55) 

Riever

>かつぽんさん、nice!、コメントありがとうございます
日本の映画・・・何か面白いのありましたっけ(^^;;;
いまいち出てきませんよねぇ(爆)
音楽の方は、プロの質の問題もあるのかなと思いますね。
正確にいえば、世間一般に受ける(売れる)曲を作らないといけないのでみんな同じような曲に仕上がってしまう、と言うところが問題だと思います。

まあ、「誰も知らない・・・でも何だこの曲は!」という知られざる名曲を探すのも音楽を楽しむ上での醍醐味ではありますけど(笑)
by Riever (2008-03-05 15:00) 

Riever

>たっくんさん、nice!ありがとうございます
by Riever (2008-03-06 10:19) 

Riever

>ふろすさん、nice!ありがとうございます
by Riever (2008-03-31 12:27) 

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