Intel Core 2 Extreme QX9300のTDPは35W。(Ver.1.1):SaLP
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Intel Core 2 Extreme QX9300のTDPは35W。(Ver.1.1) [About PC]

 今年2008年のQ3(7~9月)に登場予定のクアッドコアCPU『Intel Core 2 Duo QX9300』ですが、このサイトによると、なんとTDPが現行Core 2 Duo T9x00シリーズと同じ35Wとのことです。

 私、現在はVAIO typeSZを使っていてCPUはCore 2 Duo T9300(2.50GHz,Dual Core)ですが、正直マシンパワーが足りません(爆)
 音楽再生しているだけなのにこんなになるんですよ。

 

DSD Direct Player CPU.jpg

 

 

 

 音楽再生しているだけでこのCPU使用率、ウイルスにでも掛かっているんじゃないのって?

 

 違います違います、種明かししますと「リアルタイムエンコード」ですね。もっと正確に言うと、私はPCでの音楽再生ソフトはこれを使っているんです。

 

 

 

 

 

DSD Direct Player.jpg
 最近VAIOを購入されたVAIOユーザーなら(たぶん)分かる、『DSD Direct Player』です。『DSD Direct Player』は、wav形式しか再生できなく、かつ音楽を管理する機能すら持たないソフトですが、一見使えなそうなこいつの真価は名前の通り「DSD形式」で再生してくれる点にあります。

 

 

 「DSD」の説明ですが、たとえば普通のCDは「PCM」というオーディオフォーマットでデータを記録していますが、「DSD」は「PCM」とは違うオーディオフォーマットです。具体的にどの辺が違うかは音声信号の記録方法をグラフで見ると分かりやすいんですが、その辺は端折ります(^^;;;

 で、要は「DSD」はSuper Audio CDに採用されているだけあり(正確にはビットレートの問題があるのでこう言っては語弊が無くもないですが)音が良いオーディオフォーマットというわけです。

 

 

 ただ先ほども言いましたが、『DSD Direct Player』で再生できるファイル形式はwav形式のみです。拡張子がwavのファイルは「PCM」で音データを記録しているので「DSD」ではありませんが、この『DSD Direct Player』はPCMからDSDにリアルタイムに変換して再生してくれるソフトです。

 

 でも実際、「いくらSACDで採用されているDSDに変換しても元がPCMなんだから大して変わらないんじゃないの?」という疑問もあるかと思います。実際私は購入するまでそう思っていたので特に関心を持っていない機能だったのですが、いざ使用してみるとこれがかなりビックリなんです。

 とくに高音が緻密になるんですよ。それと私のtypeSZについて言いますと、はっきり言ってホワイトノイズはMZ-RH1より少ないです。正直PCはホワイトノイズだらけのものしか聴いたことがなかったのでこれには驚きました。ただあまり低域の下の下の方までは伸びないようなので、私はそこまで好みというわけではないんですが、それでも音は良いのでまともなAudio機器のない今の生活で、唯一聴けるレベルのスピーカーからの音なので使っています。

 「DSD」で再生できるソフトとして、VAIOにはもう一つ、初めに「DSD」(拡張子dsf)に変換してからWindows Media Playerなどで再生できるようにしてくれる『DSD Direct』というソフトもあるのですが、これでdsfファイルを作成すると一曲150MBなんてのもザラにあるのできついです。なんと言ってもビットレートは動画かとも思える約5.6Mbpsという膨大な大きさですから(笑)

 

 

 ちなみにこの『DSD Direct Player』は『Sound Reality』というハードウェアが積んである一部のVAIOしか使用出来ませんが、それ相応の価値はあるので対応機種を持っている方は・・・

・・・

・・・・・・

・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

いつの間に宣伝になってました(^^ ゞ

 

 今日はその話じゃなくて『Intel Core 2 Extreme QX9300』の話ですよね。

 

 ともかくこの『DSD Direct Player』は、それだけでCore 2 Duo T9300(2.50GHz)が2コアとも8割以上食うという化け物ソフトウェアなので、クアッドコアCPUが欲しいんですよ私は。

 それでこれから出てくる『Intel Core 2 Extreme QX9300』のTDPは今の私のVAIOと同じ35W。これはものすごく欲しいと思ったわけですが・・・そもそもこいつ、$1,038というとんでもない高級CPU。IntelのモバイルCPUはこれから一年はクアッドコアが出ないことが決まっているので、これは買っても損はしないブツだと私は思うのですが、ちょっとどころじゃなく値段が高いのがネックなんですよねぇ・・・。

 

 そんなわけでクアッドコアCPUが羨ましくて仕方がないRieverでした。でも最近、思うんです。私って実はものすごい物欲のカタマリ野郎で、もしかしたら物欲神さまにも負けないんじゃあって(爆)

 まあ、それに気づいたことで自主規制できる私でもないんですが(^^;;;

 

 

 

追記:一部誤変換を修正しました。(Ver.1.1)


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コメント 9

げも

パソコンでも、そのような高音質な音楽が聞けるなんて知りませんでした(・ω・;)
ちなみに僕は、CPUはAMD派です。自作なんで
by げも (2008-05-16 20:26) 

Riever

>げもさん、コメントありがとうございます
このソフトを使用したときは、SonicStageなどでwavを再生するより高音が強調+音が広くなるので、Headphone OutからEX700を繋いで聴くとEX700の弱点の籠もりが少しは緩和される印象があります。
ただ、PCであることに代わりはないので、他に処理を割り振られてマシンパワーが足りなくなると当然音飛び・ループしますし、他に作業をするとノイズが入るようです。

AMD派ですか。私は(Duron世代以降VAIOはIntel製しか扱わなくなったので)Intel派です。
性能が良い方が良いので、IntelがNetBurst世代の頃は正直AMDが羨ましかったです(笑)
当時Athlonは低発熱・高性能でしたから。
by Riever (2008-05-16 22:41) 

moonrabbit

CPUを介さないでDMA使っちゃえばいいのに・・って単純に思っちゃいますが、そうはハード屋が許さないんですよね(笑)
でもまぁそのうちHDDとサウンド回路を繋ぐポートを着けたハードが出てきても良さそうですが。ただし再生中は、他のアクセスは禁止www
またはメモリーに読み込んどいて・・とかとか。
しかし、なんでDSDなんて名前にしたんですかね。1ビットオーディオはシャープのイメージが強すぎるし。いままでのPDM方式でもいいのに・・・Macの匂いが少しある?やっぱり世界をリードするSONYとフィリップスだからですかねぇ(笑)

by moonrabbit (2008-05-17 13:00) 

Riever

>moonrabbitさん、nice!、コメントありがとうございます
ハードウェア処理すればいいのにと言うのは私も思いました。
そうすればポータブル用途でも不可能ではないと思うんですよ。そういうプレーヤーを・・・・・・作ってやるぞゴルァ(^^;;;
SonyのWalkman部隊はさっぱりやる気が無くていい加減ストレス貯まってきてます(笑)
だからこそ電気分野を選んで進学してきたんですが(爆)

著作権関連の規制は未だにきついですよね。私としてはSACDを買いたいのにメーカーをあわせないとデジタル転送をしてくれない現在の状況では、買うに買えないんですよ。
私としてはただ聴くだけで編集とか複製とかは別にしないので、録音禁止信号を埋め込んでいても再生するためだけの伝送をしてくれれば良いんですが・・・

DSDの名前は、やはりSonyとPhilipsの仲良しコンビだからでしょう。
by Riever (2008-05-17 15:43) 

Riever

>かつぽんさん、nice!ありがとうございます
by Riever (2008-05-19 18:13) 

Riever

>spin@片桐凛さん、nice!ありがとうございます
by Riever (2008-05-21 19:21) 

Riever

>s2u2さん、nice!ありがとうございます
by Riever (2008-05-24 23:29) 

MaxPayne.jp

 INQのほうでは確かに35Wとかかれてますけど、おそらく
http://sg.vr-zone.com/articles/Intel_Montevina_CPU_Price_Effectivity_On_June_22nd/5788.html
の45Wというほうが正しいような気がします。
 クロックで言えば、P9500と等しく、P9500のTDPは25Wですから、QX9300のTDPが45Wというのも納得がいきます。
 同じコア数、同一クロックでTDPが10Wも差があるT9400とP9500が気になりはしますけどねw
 クアッドコアで45Wなら、デスクトップ向けに出したほうが需要があると思うんですけどねぇ。
by MaxPayne.jp (2008-05-25 14:27) 

Riever

>MaxPayne.jpさん、コメントありがとうございます
そちらのサイトの方が詳しいですね。今までPシリーズはTシリーズと何が違うのかということをずっと疑問に思っていたのですが、なるほどTDPですか。

QX9300のTDPが35Wというのは、(私が使っている)T9300と同じという点で本当に出来ているのかという疑問が沸いていたのですが、Pシリーズが25Wという点を考えると35Wで済むのはあまり現実的ではないですね。

Extremeの話は置いておくにしても、(おそらく)ステッピング変更だけでT9400とP9500で10W差が出るというのはちょっとどうなんでしょうね。
デスクトップで出せば需要は大きそうですが・・・それだとAMDに致命傷を与えてしまうような気も。
Intelは自分の勢力が強いときは結構出し渋り(私は挑発と感じてますが)をするので、今回は出さないでしょう。

とりあえず私はBloomfieldが気になって仕方がありません(笑)
by Riever (2008-05-25 14:40) 

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