ブリヂストンが第3世代のランフラットタイヤを開発:SaLP
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ブリヂストンが第3世代のランフラットタイヤを開発 [Cars]

 最初に白状します。3日前の話ですが、書こうと思ったら3日過ぎていたというオチです(爆)

 ・・・気を取り直して、タイヤメーカー大手のブリヂストン第3世代のランフラットタイヤを開発したお話です。

 「ランフラットタイヤ」は、パンクした際でもある程度の速度まで、ある距離を走れるとされるタイヤのことです。これがどう便利かと言いますと、単純にスペアタイヤが要らなくなる点で非常に便利で、(購入の面でも処理する数が減る面でも)経済的です。

 

 しかしこのランフラットタイヤ、便利な反面デメリットもあります。ブリヂストンが出しているランフラットタイヤはタイヤのサイド部分(仕様などの文字が書いてある部分)のゴムが厚くなっていることでパンクしても大丈夫な状態に出来る仕組みのため、その影響で乗り心地が悪く(硬く)なるという傾向になりがちです。

 第1世代から第2世代に変わったときも乗り心地についてはずいぶん改善されたようで、ソアラ(V8 4.3L)→レクサスSC430ではそれだけでずいぶん変わったという例もあります(ソアラの最終仕様とレクサスSC430は、足回りは・・・というかほぼ全ての部分が同じです)。

 

 

 ランフラットタイヤでこのデメリットである乗り心地を改善するには、側面を補強している部分を薄くすることですが、薄くしすぎると普通のタイヤと変わらない、パンクしたら終わりになるものになりますし、両立しようとして薄型化してもパンクしたときにサイド部がつぶれすぎて熱を持つため、その熱の放出が必要になってくるわけです。

 熱を持つというので特に分かりやすいのが自転車で、空気が足りないときは漕いでも漕いでもなかなか進まなくなります。漕いでも進まないというのはそれが熱エネルギーになってしまっているということです。あと空気圧が少なかったり摩耗しすぎていた車でそのまま走るとバーストしますが、それもタイヤが熱に耐えられなくなることが主な原因ですね。

 

 それの冷却を、原料の高分子なカーボンの配列を変えたり発熱すると収縮するゴムを使ったり放熱するため風を巻き込む突起を付けたりと、まあ色々したらしく第3世代では乗り心地とランフラット性を両立したようです。

 

 

 

 何が言いたいかって、これでより一層、オープンやクーペカブリオレなんかの車でトランクの空きを確保しつつ快適に走れるようになるんだろうなということです。ああ、次期SCが楽しみだなぁ(笑)

 SC450hが出るらしい噂がありますが、出るなら早く出て欲しいなぁと思います(爆)

 

 最近クルマが欲しくて仕方がないんですよ(^^;;


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arkstar

車に乗るようになって長いですが、スペア(いまは緊急タイヤですが)のお世話になったのは1回きりですねぇ。
ランフラットはGT-RがOEM装着してたと思います。
レグノ級の性能が出るようになったらランフラットにしたいと思ってたりしますが、
もう少しですかねぇ。
by arkstar (2009-03-07 08:04) 

moonrabbit

何十年も前にパンクしないタイヤ売られていましたね。
あれが標準になってくれれば良かったのに。。。
by moonrabbit (2009-03-07 13:49) 

かつぽん

自転車のタイヤは毎月のようにパンクしてますが
確かにクルマのタイヤは・・・
釘が刺さっていてもフツーに走れていたりしますしね。
まぁそういうのもランフラットタイヤの研究から来る
副産物なのかもしれませんが。
by かつぽん (2009-03-09 13:40) 

Riever

>arkstarさん、nice!、コメントありがとうございます
GT-Rは装着でしたか。てっきりポテンザとばかり思っていましたが・・・。

レグノレベルまではまだ行っていないと思います。リリースページの縦バネ(指数)のグラフで、第3世代でもノーマルタイヤが100に対して105ですから。
第1世代と第2世代の数値の差も5で、それでも劇的な差があったと言うことは当分先でしょうね。
そもそも追いついたらレグノの立場がないですし(爆)
by Riever (2009-03-09 22:33) 

Riever

>moonrabbitさん、nice!、コメントありがとうございます
パンクしないタイヤ、ですか?気になります。
車に興味を持ちだしてまだ2年も経っていない私は昔のことはさっぱり分かりません(^^;;
by Riever (2009-03-09 22:34) 

Riever

>かつぽんさん、nice!、コメントありがとうございます
自転車はよくパンクしますよね。
あれこそランフラットが欲しいところですが・・・アレはチューブの破損がほとんどだから無理なんですかね(^^;;
by Riever (2009-03-09 22:35) 

Riever

>Virgoさん、catoさん、みみちゃんさん、nice!ありがとうございます
by Riever (2009-03-11 16:11) 

Akihito(・。・)

きょう、旅館の駐車場で黒塗りのベントレー・アルナージを見た
Akihito(・。・)です。(隣にはセンチュリー!!)
このご時世、6.7リッターのエンジンを積んだモンスターを所有しているのはどんな人なんだ?(運転手付かも………)
内装もちらりと見ましたが、木目がふんだんに使われ、ラグジュアリー
な雰囲気がプンプンしてました。

ランフラットタイヤか………銃弾をタイヤに打ち込まれても何事も無く走るボンドカーのような車を想像しちゃいます。

GT-Rはタイヤに空気の代わりに窒素が詰まってるとかTopGearで聞いたんですが、ランフラットタイヤとは知りませんでした。
ジェレミーが大興奮して新幹線と競っていたのを覚えています。
日本じゃあんなクレイジーすぎる番組、絶対やってくれないでしょうね。




by Akihito(・。・) (2009-03-11 23:52) 

Riever

>Akihito(・。・)さん、コメントありがとうございます
アルナージにセンチュリーですか。いかにセンチュリーといえど、アルナージが横に並んでいたら小さく見えるんでしょうね(笑)
まず間違いなく運転手付きじゃないでしょうか。あと法人の可能性もありますね。個人だと自動車税だけでとんでもないことになりますから。

ランフラットタイヤでもさすがに銃弾ぶち抜かれたら走れないと思います(^^;;
想定される度合いが違いすぎますし。

タイヤに窒素を入れるのは、一つは空気が抜けにくいことと、「走る」為のクルマの場合色々混ざった空気よりも(物質として)単体の気体を入れた方が熱膨張の際に有利に(ばらつきが無く想定しやすく)なるからです。
まあ窒素でも空気が抜けないわけはないですし、サーキットならいざ知らず公道で走る場合にそんなことを気にするほどのレベルになるとは考えにくいですが。
というわけで一番の理由はエゴイズムじゃないでしょうかね(爆)

>ジェレミーが大興奮して新幹線と競っていたのを覚えています。
それ観たいですね(^^;;;
by Riever (2009-03-12 13:11) 

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