あと3日:SaLP
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あと3日 [音楽]

センター試験まであと3日と、近づいてきました。

先日の記事には自信を無くしたと書きましたが、今はもう自信たっぷりです。

といいますか、今更自信を無くしても変わらないのでもう開き直ったというのが正しいですかね(爆)

多少ミスしたところで二次試験で巻き返せばいい話ですし、そもそも緊張すると普段のパワーが出ないもの。

勉強量は少なくても(汗)、(本番を想定した)演習量は半端無くやっていますし、ダメならダメでもういいでしょ(^^;;

 

今から楽しみにワクワクしているという、これくらいの勢いがいいですよね。

 

 

本当はもっともっと書きたいことはたくさんあるのですが、歯止めがきかなくなるのもアレだと思うので(笑)、最後にいつものに対して意見していくだけに留めておきます。

 

 

 

はい、そのいつものですが、ITmediaこの記事について・・・著作権関連についてです。

具体的には「私的録音録画補償金制度」の対象製品の範囲を、iPod(以下携帯プレーヤー)、PC、携帯電話、カーナビ(この場合のカーナビはMP3やWMA、waveなど音楽ファイル再生機器と思われます)などに拡大しようというお話についてです。

 

「私的録音録画補償金制度」は、たとえば音楽用CD-Rや映像記録用のDVDメディア、MDレコーダーなどに、本来の価格に上乗せしてアーティストなどのための資金にするためわずかな補償金を掛けるという制度です。

簡単に言えばユーザーは「私的コピーは自由」とする代わりに「コピーばかりするとアーティスト達への収入が減るため、メディアや機器の価格にちょっとだけ上乗せして埋め合わせさせてね」という仕組みですね。

しかし「私的録音録画補償金制度」は、以前普及していた「MDレコーダー」(Net MD含む)などは対象だったものの、最近急速に普及している「フラッシュメモリプレーヤー」、「HDDプレーヤー」、「携帯電話」、「カーナビ」などは現時点では対象になっていません。そして「MD」などが急速に衰退していった結果、この制度での収入が目に見えて減ってしまったので対象機器を拡大しようという議論がなされているわけです

 

制度としては芸術活動を支えるため、非常に優れたものだったと思いますが、その対象を携帯プレーヤー、PC、携帯電話に拡大することについては私は反対です。

 

なぜ反対か、それは拡大する対象である「携帯プレーヤー」、「PC」、「携帯電話」、「カーナビ」などは必ずしも補償金の対象になるコンテンツを保存しないからです。

「携帯プレーヤー」をデータストレージ代わりにすること、自分やこの制度で保護されていない(アマチュア)が作った曲や動画を入れること、たとえばiPod touchなどをネットブラウザだけに使うこと、データ処理などビジネスのみにPCや携帯電話を使うこと、ナビゲーションのためだけにカーナビを使うことなどは補償金を支払う必要性がまったくありません。

しかしながら権利者らが主張していることは、以上に該当するユーザーに不当な金額を強要することに他ならないので、これは明らかにおかしな考えであるといえます。

上記のデバイスをユーザーがどのように使うかが見えていない時点でこれを強要させるとなると、たとえば夜中にサングラスを掛けてポケットに手を入れてがに股で肩を怒らせて歩いている人がいたとして、それを警官が「お前はナイフ(や拳銃、ドラッグなど何でもいいです)を隠し持っていそうだから署まで来い」というのがまかり通るのと同じです(このアヤシイ人が無罪の場合は、あっても任意同行のみで警察が拘束する権利はありません)。

"疑わしきは罰すな"が現在の法律の原則としてありますから、"疑わしきは罰せよ"のこの案を通すのは一度考えて、保留にしたした方がいいというのが私の考えです。

 

また、[文化振興を語る上で、ソフトとハードを鶏と卵に例えることが多いが、文化の場合は作品が先に生まれ、複製機器が後で普及する。文化の担い手による作品がまずある。始めに文化ありき、だ](日本映画制作者連盟事務局次長:華頂尚隆氏)という主張に関しても、仰ることは確かに正しいですが、肝心な部分で思いこみがあります。

それは「文化の担い手」=「補償金を受け取る者」という思いこみです。具体的には先程の例えで出したような"自分やこの制度で保護されていない(アマチュア)"が入っていないことです。

自分で容易に音楽(など芸術作品)を作れる環境が出来てきていますから、それを除外した上での話はおかしいと思います。アマの活動なんて微々たるものだろ、と考えがちになりますが、『初音ミク』を例に挙げてみると24,000本以上売れているわけですから、1本約15,000円するこのソフトで単純計算で3億6千万円の経済効果が生まれています。億単位の経済効果、動画サイトでもオリジナル曲で何万、何十万、何百万の再生回数(実績)がある作品もありますし、これでも「微々たるもの」と言えるでしょうか(ハイ、もちろん宣伝です(爆)。動画サイトの存在でここ数ヶ月どれだけ私が散財してしまったか、それを考えると結構正の側面もあると思うんですよね)。

 

ここで"プロとアマを比較するな"と言う意見もあろうかと思いますが、それならばプロにはどんな権利も有してアマには何の権利も持てないことを認めることになり、それこそ不平等ですし、そもそも「プロ」と「アマ」のしっかりした定義が無い時点で滑稽な話です。

 

また、[電子情報技術産業協会(JEITA)が主張する、「DRMの普及に伴い補償金は撤廃すべき」という意見に対して「断じて許せない」]という姿勢についてですが、DRMがあるのなら複製が出来ないので、私的「複製」の為のこの制度は存在意義がない(目的と違う金銭の調達になっている)ので私は不要(かつ不当)だと考えています。

ただしかし、現在大手レーベルはこぞってDRMを廃止していますからこの議論は意味をなしませんね。

 

これは私がblogを始めた頃(よりずっと前ですが初めて主張したのがこの記事)からの疑問でしたが、そもそもこの制度拡大は、やるならiPodが出た時点で、MemoryStick Walkmanが出た時点で行わなければならなかったことです。

それを「普及してきて自分たちの収入が危うくなったから力で解決しよう」なんていう後手後手な対策がこの問題を生じる一端になったと言えると思います。

 

 

何でもかんでも権利者の言うことに反発しているだけのように見えるかも知れませんが、元の機器の1.0倍、1.5倍上乗せされるなどの大幅な増額ではありませんし、私はわずかな金額なら私的録音録画補償金制度の拡大はいいかなと、私だけのメリット・デメリットを考えたら別に構わないことだとは考えています。けして、ただ感情的になって喚いているわけではありません。

しかし、前述の通り不当に払わねばならないユーザーが出てくる限り拡大させるわけにはいかないという考えです。

 

 

この制度についても、根本にある「著作権法」を策定した上での「前提」が現状と合致しない以上解決に至りませんから、是非今の制度範囲の拡大ではなく、元(著作権法)から直していくような議論をして欲しいですね。

 

 

 

余談ですがいつも思うのは、著作権を保持している業界間の動きをひっくるめてみてみると(ひっくるめるべきではないのは分かりますが)、「国際的な情勢を見て」ダウンロード違法化にしよう、と言ったりしている割に、「国際的に見て明らかに逆行している」地上波デジタル放送のコピープロテクトなど、言っていることが全て権利者のメリットばかりなんですよね。これはどう考えても矛盾だと思うのですが誰も突っ込まないところが謎です。

 

制度の改悪に反対する者たちがいることも、地上波デジタル放送チューナーのfriio(ちなみにfriioはコピープロテクトを「除去」しているのではなく「無視」しているので存在自体は違法ではありません。その点では業務用機器と同じですね)が人気になることも、その根底には同じ想いがあると思いますので、権利者側にはその「想い」が通じてくれると良いのかなと思います。

 

 

 

さて、これで終わりにするとしましょう。

たくさんの人にとって重要なことは著作権に関連することではありますが、今の私にとって重要なのはセンター試験・国立2次試験ですからね。

あくまで著作権に関する意見は私個人の重要なことではないですから、今はもっと力のあるユーザーの主張が権利者の心を動かすことにつながるのを待つばかりです。

 

[]内はITmediaからの引用です。


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HIRO

もう12時間前くらいですか(^^;
お互い頑張りませう!!
by HIRO (2008-01-18 19:07) 

Riever

>spinさん、nice!ありがとうございます
by Riever (2008-01-18 20:23) 

Riever

>HIROさん、nice!、コメントありがとうございます
試験開始まで13時間くらいですね。
私の会場は(たぶん何処も同じかと思いますが)9時10分入室完了なので、入室は12時間強になりますかね。

今日は勉強しないで早めに寝ようかなと思います。
早く寝るのは久しぶりなので嬉しかったりします。

お互い頑張りましょう!
by Riever (2008-01-18 20:30) 

かつぽん

がんばってね(^^)/~~~
by かつぽん (2008-01-19 00:04) 

Riever

>かつぽんさん、nice!、コメントありがとうございます
ありがとうございます。それでは、行ってきます。
by Riever (2008-01-19 07:34) 

Riever

>なっちんさん、nice!ありがとうございます
by Riever (2008-01-20 07:58) 

Riever

>店員佐藤さん、nice!ありがとうございます
by Riever (2008-02-13 17:05) 

Riever

>たっくんさん、nice!ありがとうございます
by Riever (2008-03-31 00:21) 

Riever

>ふろすさん、nice!ありがとうございます
by Riever (2008-03-31 00:21) 

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