Lexus HS250h

　Lexus.comにて、新しいHybrid SedanのHS250hの情報が公開されました。

　Lexus.comではJanuary 11に情報が公開されるといった表示が出ていたので、本日見に行ったところ公開されていました。

 

　プレスリリースによると、HS250hはISとES（現在日本では発売されていない、かつての"WINDOM"）の中間に位置させるモデルのようです。

 

　モーターを併せた総出力は187PS（日本と北米では馬力の算出基準が異なっているので日本向けの発表では189-190PSになると思います）で、燃費については現在もっとも優れたLexusの車種より3割以上良いとしているようです。Lexusでもっとも燃費の良いモデルはGS450hになりますが、（日本国内基準）10・15モードでは14.2km/L、JC08モードでは12.8km/Lになるので、少なくとも18.46km/L、16.64km/L以上の燃費は見込めるようです。Cd値が0.27（参考までに現行プリウスやLexus LSは0.26、Hondaのインサイト（コンセプトでない方）で0.25）であったり、総出力や2.4Lの4気筒ということを考えると個人的にはもう少し（25km/L前後まで）上がって不思議はないと思っていますが、正式な仕様が公開されていないのでまだ何もコメントが出来ません。

　燃料は（現時点で国内で販売されていないLX、RX、GX、ESは詳しい仕様を調べていないので除きます）Lexus初のレギュラーガソリンとなっており、より一般向けに販売するのかなと感じます（割にISとESの間というラインアップが気になりますが）。

 

　サイズは現行ISよりも若干大きく、高くなるようです。ISは後席が非常に狭いことを考慮したようで、ESを含めて前席と後席の間の距離は最も長くなっているとのことです。

　そのほかに気になる点としては、"Ecological Plastic"（Ecological Plasticはバイオプラスチックを含む呼称のようです）を使用することにより環境に配慮したことや、ホイール・タイヤサイズが標準で17インチ、オプションでインサイト・コンセプトと同じ18インチになるらしい点、EPAと呼ばれる車線の中央を走るのを支援する技術を搭載している点（日本で言うLKAとどう違うのかは分かりませんが、新しいと書かれているので何か新しいんでしょう）や、従来通りレーダークルーズコントロール（対応する車速については不明）を装着することが可能でプリクラッシュコントロールも付いている点、"Remote Touch"と呼ばれるRX450hにも搭載される予定の、より直感的に操作できるインターフェースを備えている点くらいですかね。

 

　"Remote Touch"はRXに続けて搭載と言うことで、これからのLexusの車種で標準になるものと思われます。従来の操作体系は非常に使いづらかったこともあり、それはLexus側も認識していたでしょうし、何よりMercedes BenzのCOMAND SystemやBMWのiDriveの対抗でもあるでしょうね。

 

 

　リリース時は今年2009年の秋になるようで、しばらくしたら日本向けサイト（Lexus.jp）でも出てくるでしょう。それにしても、一応日本車なのに日本で最初に公開しないのはどういうことだと思ったりします。いつもですが、Lexus.jpは対応が遅いんですよ(^^;;

　こんな感じでHS250hの紹介を終わります。ISより価格を抑えてくれればかなり売れるんじゃないかとは思いましたが、そうすると今度はISが売れなくなる可能性も出るのでそれはやらないんでしょうかね。ちょっともったいない感じもしますが、続報が待たれるばかりです。

コメント 5

こんにちは。
実は今日新車の手付金を払ってきました；；；。
あ～またおカネがなくなる～；；；。
by みみちゃん (2009-01-12 21:34) 

＞みみちゃんさん、nice!、コメントありがとうございます
新車購入おめでとうございます。
車は高いですが、やっぱり・・・いいじゃないですか（笑）

マスコミが頻繁に不景気を煽っている中の新車契約にnice!です。
by Riever (2009-01-14 10:27) 

＞Virgoさん、HIROさん、moonrabbitさん、hidexさん、nice!ありがとうございます
by Riever (2009-01-14 12:06) 

あれ？
レクサス車って全部ハイオク車だったんですか(^_^;)
ノッキング対策とか、可変バルタイが入るとハイオクかなぁって漠然と思うのですが、
ハイブリッドならレギュラー仕様にしないと意味無いですよね(^_^;)
ん？旧セルシオ、旧ハリヤーの(型番だと判らないので旧車名にしました)両車ハイブリッドもハイオクだったんですかね？

ガソリン価格が急激に下がったので、
ハイブリッドのメリットを見出せなくなってるかも？と言うのがありますよねぇ。
でも、環境を考えたらハイブリッドとか、燃料電池かってなりますよね。
私は水が車内で電気分解出来て、エネルギーが取り出せたら、
それが一番良いなぁって思います(^_^;)
燃料電池、水素充填がネックになりそうなので、
家庭で、水道水車に入れたら普通に走れば、それで良いんじゃない？って思います。
by arkstar (2009-01-14 19:43) 

＞arkstarさん、nice!、コメントありがとうございます
　日本で発売されている全ての車種（IS、GS、SC、LS）が「無鉛プレミアム」になっています。
（最近の車は基本的にコンピュータ処理でどちらを入れても大丈夫なようになっているので）多分レギュラー入れても走ると思いますが、仕様にはそう書いていないのでまずいでしょう。
　レクサスの車種は単純に燃費（燃料消費率）を高めたいだけで、その為の費用についてはあまり興味はないんじゃないかなと思っています。（高級を名乗る）ブランド的に、その方が良いと判断しているんでしょう。

旧セルシオには（LS600h/LS600hLの開発車両のものを除いて）ハイブリッドモデルはないので、市販はされてないです。旧ハリアー（3.3L+ハイブリッド）は無鉛プレミアムに指定されています。

　ハイブリッドのメリットとしては二つあると思います。、企業として環境をアピールしたい点と、もう一つはどんな自動車にも転用が出来る点です。
仮に燃料電池や水素、電気で走るようになったとしてもハイブリッドで燃費（水素自動車以外は燃料ではないですが）は向上できるためです。とくに電気自動車に関しては、エネルギーを溜めておく部分が充電池のためハイブリッドの転用は（回生モーターなどをつけるだけなので）容易だと思っています。
　少し前までハイブリッド技術はトヨタ以外では結構馬鹿にされていた風潮があったようですが、私は当時から（上の理由で）ハイブリッドが主流になるとは思っていました。まあそんなことはどうでも良いですね（爆）

　水道水を車に積んで走る車は現時点で可能性はありますが、技術（の進む速度）上電気が先になると思うので、電気自動車が主流になるのではと思っています。
　個人的には、水素は扱いが厄介なためにインフラを整備するのが（コスト面で）困難なので、燃料電池と水素自動車はまず間違いなく主流になり得ないと思っています。
　それと水素自動車（水素を燃やしてエネルギーを得るもの）は、そもそも効率が微妙です。現行のガソリンエンジンでも、発電所と比べると効率は約半分なので、水素でも同じことが言えそうだから（大規模の発電所の方がエネルギー的に効率が良いから）です。
　あと、水素を作るのには水からの電解が必要なので、その点も問題だと思います。（水素を作る段階で）エネルギーを損失しますし、上のようにそこから（自動車内部で燃焼させるのに）エネルギーロストが出るのでやるだけ無駄だと思っています（爆）

　まあ素人の私には細かいことは分からないわけですが、だいたいあっているんじゃないかなと(^^;;
by Riever (2009-01-14 20:29)