結局は同じこと(Ver.1.2):SaLP
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結局は同じこと(Ver.1.2) [日記・雑記]

 ITmedia『iPodの進化に見る「単機能デバイスの終わり」の可能性』という記事がありますが、ソニ☆モバさんいい記事を書かれています。

 書こうと思っていたものの、ぐずぐずしていたのでソニ☆モバさん完全に先を越されたわけですが(爆)、結局多機能でも「全てに満足できる端末」なんてものは出来ないわけで、結局使い分けになるんですよね。

 私も4月にNW-X1060を購入しましたが、なぜ買ったかというとS-Masterに32GBという大容量だったという、ただそれだけの話です。私のX1060の「本体情報」項目を見ると、入っている音楽ファイルが695曲で動画ファイルや画像ファイルは0ですから(爆)

 

 少し前までは器用貧乏で「何でも出来るが何も出来ない」端末がほとんどでしたが、最近ようやく少しずつまともなものが出始めたかな、という程度。とはいえ基本的に専用機には敵わないですから、結局全部入りの端末を一つだけ持つ、なんてことは夢のまた夢、「餅は餅屋」というのはまだまだ変わりそうもありません。

 

 もっとも専用機に敵うということは、汎用デバイスで専用機と同じ開発投資をするわけで、無理なのは当たり前ではありますが。

 なので私はITmediaの記事にあるようなジョブズ氏の、『汎用デバイスが勝利すると思っている。人々はおそらく、専用デバイスに進んでお金を払いたがらないだろうから』という発言は全く理解が出来ません。

 

 

 もちろん、これは根本的な思想の違いなので私がジョブズ氏に喧嘩を売っているとか、そういうわけではありません(笑)

 「中途半端な機能が付いているのはゴミが付いているのと同じ」という、なんとも偏屈で極端な考えをする私だからこそ、そう思うだけですから。裏を返せば「ゴミばかりでも、何か一つ優れていれば良い」ということではあるので突出したものなら惹かれますが、一部分に尖った製品を持つというのなら単機能のデバイスを持つのと結局は同じことですよね。

 

 

 

 こんな事を考えてばかりではとうてい不器用なままなんだろうなと思いつつ、記事を終わります。

 

 

 

追記:一部脱字を修正しました(Ver.1.1)
追記:一部リンクのミスを修正しました(Ver.1.2)


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MCMLXV_65

ITmediaやジョブスの考えはポータブル機器の世界ではあり得ることかもしれませんが、全てに当てはまることではありませんよね。

カバンの中の小物が1つにまとまることは、ITmediaやジョブスの考えを例に出すまでもなく、過去に『オーガナイザー』という名の下にポータブル機器以外のジャンル、例えば文房具の世界でも流行った考えでした。確かに小物も数が多くなれば重くなって、かさばってしまい、持ち運び易かった小物がいつしか、持ち運びが不便な存在になってしまいます。そういう意味から考えれば『単機能』より『複合機能』が便利とも言えるでしょう。

しかし、機能を突き詰めた存在の『単機能』デバイスは、どこかしこで妥協を強いられた『複合機能』デバイスに勝ることはないと思います。

また、ポータブル機器以外で『複合機能』が『単機能』を凌駕した例ってあるでしょうか? ひとつの例として、台所用品でもかつてネットと融合した商品が便利と言われましたが、全く普及しませんでした。

とても狭い世界では『単機能デバイスの終わり』はあり得るかもしれませんが、商品戦略の考えのひとつと捉えたほうが健全的かと思います。つらつらと思うままに記したら長文になってしまいスミマセンでした…。
by MCMLXV_65 (2009-09-26 13:54) 

Riever

>MCMLXV_65さん、nice!、コメントありがとうございます
ええ、結局はそこなんです。記事で書いたように、複合デバイスにするとコストの問題でどこかしら削らざるを得なくなってしまいますから、それでも多機能でありたいとすると必然的に質が落ちてしまいます。
それに、何でもかんでも付けてしまってコストが増えた場合には、消費者としては「要らない機能を省いてもっと安くしろ」という意見も当然出てきますから、詰め込むことのデメリットがないわけでもないですし。

もちろん適材適所と言うことはありますから、それも使いようと言うことではありますが、ジョブズ氏の言うような「何でもかんでも」というニュアンスはちょっと違うような気がしますね。
by Riever (2009-09-27 23:04) 

かつぽん

おいらはジョブス派(爆)
だって身の回り見ても単機能デバイスなんて
デジカメぐらいのものだもの。
そのデジカメだって720pながらハイビジョンのムービーが
撮れちゃったりするんですしねぇ・・・
そういう観点で見れば複合デバイスの勝利なんでしょう。

ただ、音楽配信がコレだけ一般的になっても
CDを買い続ける人がいるのと同じで、
そんな汎用機をそれぞれがそれぞれの価値観で
使い分けていくのはアリだと思うんですよ。
自分だってiPhoneというオールインワンデバイスがありながら、
出掛けるときは酷い時なんてMacBook+PHS300&D02HW+
PSP+Walkman NWZ-X1060なんていうアホみたいな状態で
出掛ける訳ですしねぇ・・・σ(^◇^;)
by かつぽん (2009-09-28 16:37) 

優

touchやphoneが誕生、nanoのカメラ搭載等で、iPodは良く言えば
「高性能マルチメディアツール」、悪く言えば「とてもよく出来たおもちゃ」
に変わりつつある感を受けました。ソニーもX系でそれに追従しましたが、
ノイキャン等それまでのウォークマンおなじみの機能やS-masterを
搭載したりと、「ウォークマン」としての強みは捨てていませんでしたね。

DAP市場において、ビクターは新機種の話を全く聞かず、ケンウッドも
もはや虫の息ですが、ソニーやこれらの日本メーカーがこだわってきた
「音質」という「ポータブル『オーディオ』」の本質・本領はいつまでも
失わないでもらいたいものですね。つい最近になってようやくわずかに
復調してきたといった感じの低迷気味なオーディオ市場においても、
アキュフェーズ、ラックスマン、エソテリック等日本の高級ブランドが
今なお健在だったり、ポータブルオーディオ市場でもハードに質を要求
していない割に高級なイヤホンやポタヘッドホンがぼんぼん出るという
妙な(?)現象が起きたりしている事からもうかがえるように、
そういうのを求める消費者層だって決して少なくはない訳ですから。

あと、ジョブズ氏の思想は、彼が「技術屋」ではなく「コンピュータ屋」で
あるところに根差しているのも大きいのではないでしょうか。
by 優 (2009-09-29 00:35) 

紋次郎

こんにちは、2回目の書き込みです。
いつも冷静で論理的な記事、感服しています。

私は映画が好きで、一時期サラウンドにハマったことがありました。音楽も5.1chで・・・そういった時期もありました。でもなぜ音楽DVDが48kHzのLPCMで記録されているのか?それが解ったのは遅まきながら、ちゃんとしたスピーカとちゃんとしたCDプレーヤーを購入したときです。MaranzのCDプレーヤーに搭載されているD/Aコンバーターで音楽DVDを鳴らした時、目から鱗が落ち、音楽はLPCMしかないと確信したものでした。

そんな音を外にも持ち出したい、そうしてXを購入したわけです。私はミュージックビデオも好きな関係上、泣く泣くATRAC3plusの352kbpsで取り込んでいるに過ぎません。動画はiPod classic。でもXのタッチパネルが何と使いやすかったことか。できれば音楽はLPCMで持ち歩きたいミュージックビデオだってできるだけいい音で聴きたい、だからSONYにはがんばって欲しい訳です。聴くところによればiPod touchやiPhone 3GSと競合するのはXシリーズとのこと、だったら来春にでもせめて128GBのXを出して欲しい、そしてSONYには音響メーカーらしい音質の拘りを捨てて欲しくない、そう思っている今日この頃です。
by 紋次郎 (2009-09-29 19:59) 

Riever

>かつぽんさん、nice!、コメントありがとうございます
iPhoneについては、私はtouch 1Gと2Gしか触ったことはないですがブラウザも使いやすいですし(文字入力は除きます)、その点で"他にない価値"というのは訴求できているかな、と感じてはいます。

かつぽんさん・・・持ち運ぶアイテムの中でコンデジが入っていないようですが( ̄ー ̄)ニヤリッ
下手すると、一眼のときもあったりするんでしょうか?
by Riever (2009-09-30 14:08) 

Riever

>優さん、コメントありがとうございます
今回nanoで動画が再生できるカメラが搭載されたようですが、iPodの迷走が始まったような気がするのは私だけなんでしょうか?
個人的にはWalkmanのシェアがトップになるとまたあぐらをかくような気がするので万年二位でも良いかなと思っていたりしているんですが(爆)

KENWOODは新製品を出してくれると嬉しいんですけどねぇ。HDDモデルはもう買うことも難しい状況ですし、非常に残念だったりしています。
もっとも、過去にKENWOODを検討したとき、「SonicStageを使っているから」という理由だけで断念したのですが(^^;;

ヘッドホンが売れているのは、それだけ需要があるのでしょう。それに対してプレーヤーの方がどうなの、ということに関してはPHPA(Portable Headphones Amplifier)で解決することができますし、プレーヤー自体の音質はあまり考慮する必要がなかったりします。
それが例えS-Masterといえど、Walkmanに積んであるS-Masterは出力が小さいためにあまり音量が取れない(能率が悪いヘッドホンだと満足に音が出ない)ことになりますから・・・これはバッテリの保ちの制約がある以上致し方ない点ではありますね。

私も結構PC馬鹿だと思うんですけどねぇ・・・それでもジョブズ氏とは土台が違うと言うことなんでしょうか(^^;;
by Riever (2009-09-30 14:19) 

Riever

>紋次郎さん、コメントありがとうございます
ありがとうございます。むしろ感情的と言いますか、感性に訴えかけられるような記事をあまり書けないのが私の弱点ではありますが(^^;;

音質に関してXは素晴らしいと思いますが、それ以外の機能については特段素晴らしいというところもないような気がするので、個人的にtouchやiPhoneの変わりにはならないかなと思っています。少なくとも現状では。

少し前のAの発表によってXをどういう方向にするのか、という立ち位置が更に分からなくなったので、正直言うと何がしたいのかが分かりません。

来春に128GBだと、来秋には256GBのAを同じやり口で出してきそうですし、そこはどうなのかなと思っています。現実的に考えると春に128GBはチップの調達の面から難しいような気もするので、容量の増加は鈍化しそうですし。
私としては可能な限り早く256GBが欲しいんですけどね(^^;;
by Riever (2009-09-30 14:31) 

Riever

>kanchinさん、oyazzyさん、Virgoさん、Akihito(・。・)さん、Takkunさん、nice!ありがとうございます
by Riever (2009-10-04 08:15) 

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