spモード開始:SaLP
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spモード開始 [携帯電話]

 昨日09/01(Wed)より、docomoの新しいISPサービスのspモードが開始されました。

 

 spモードの導入方法についてはちょっと割愛します。というのも、画像をRAMDISKに保存しておいたところOSのスリープ失敗と共に永眠なされたので(^^;;

 

 spモードはいわゆるISP(インターネットサービスプロバイダ)で、@docomo.ne.jpのキャリアメールアドレスを公式に使用できるメリットがあります。従来はimode.net網を介したメールアプリで擬似プッシュ(リアルタイム受信が出来ず、定期的にサーバにアクセスすること)で利用できましたが、spモードではプッシュ(リアルタイム受信可能)で利用が可能になります。

 

 他には一部アプリのdocomoによる課金代行やウイルスチェックサービスなどが含まれるわけですが、一番のメリットはキャリアメールだと思うのでその他は割愛しておきます。

 

 spモードでのプッシュ機能に対応したキャリアメールを利用するには専用のアプリをダウンロードして使用する形になります(OSによりアプリは異なると思われます)が、少なくともXperia(Android 1.6)用のspモードメールアプリ(Ver.2546)は非常に使いづらいです。

 まずとにもかくにも重い点(RAM残量により速度が大きく変わってきます)が挙げられますし、(4種類の画面テーマより背景を変更出来るものの)既読と未読アイコンが単色であるせいかパッと見で認識しづらかったり、メールの着信音は電話着信のものが使われたり、受信時にフォアグラウンドで起動するオプションを有効にしないと着信音およびバイブレーションしなかったり(これはバグだと思われます)、返信時にいちいち本文引用するかを尋ねてきたり(携帯電話で引用するような人はあまりいないので、せめてオプションで尋ねるかを指定できるようにするべき)、spモードで使用するアドレスとiモードで使用するアドレスをアプリ上でワンタッチに切り替えることが出来ない(切り替える必要があるときは一度ブラウザを使用することになる)など、とにもかくにも即席臭が漂う出来となっています。

 

 とまあこんな出来なので、新規で契約する方は不満をあまり感じなくともiMoNiなどを利用してきた方にとっては非常に不満の多いものになります。もちろん、これはspモードメール"アプリ"であり、OSやファームウェアのように更新される頻度が低いわけではないでしょうからバージョンアップですぐに素晴らしい使い勝手になる可能性はあります。そのため初期バージョンのVer.2546についてのお話だということはご理解お願いします。

 

 

 さて、spモードメールアプリについてはこれでおしまいにして、最後にspモードについていくつか注意を挙げていきたいと思います。

 まずiモードやiモード.netを解約し、乗り換える形でspモードを契約した場合はiMoNiなどの.net経由のメーラーは当然使えなくなります。spモードメールアプリで使用できるプッシュ対応アカウントのみ使用できるので注意です。

 逆に言えばiモードiモード.netを契約したままであれば、spモードのものと含めて2つのキャリアメールが使用できることになります。

 

 ちなみに、mopera U スタンダードのメールアカウントに関しては、契約してさえいればspモードのAPN接続時でもプッシュで受信が出来ます(メインアカウントのみ)。

 

 

 また他には、spモードの利用規約として、第9条10項にて端末の不正データ改竄、OSやアプリケーションの改変修正やテザリングなどに関して明確に禁じられています。これにより、例えばAndroid OSのroot化やモデム化通信(テザリング)は公式に禁じられる形となるため注意が必要です。

 ということですので実際のところroot化してネットに繋げるの?だとか、テザリングできないの?とか、テザリングはパケット定額範囲内に入らないの?とかいう疑問を私にぶつけないでください(爆)

「root?いやあ出来るんじゃないですかねえきっと」
「テザリング?いやあ5,975円の定額内で繋がりますよねえ多分」
・・・としか答えられませんし、技術的に見ても出来ない理由もないですし、天から出来るという声が聞こえるような気もしますが私は関知しません。規約は大事なのでお守りくださいとしか言えませんよ!

 

 

 最後に、今までのmopera Uとの速度差についてはどうなのという話ですが、これは地域によって異なります。正確には地域のmopera Uが受け持つバックボーン(帯域幅)とspモードが受け持つバックボーンを、どれだけのユーザーが利用しているかで変化するということです。

 

 地域は言えませんがFOMAプラスエリアに(公式には)対応していない私の住むところでは、mopera Uもspモードも速度は変わらず、Down:2.4Mbps、Up:400kbps程度でした。

 ド田舎でAndroid搭載の携帯電話を持っている人を(少なくとも私の通う工学部内では)一人としてみたことがないので、どちらも帯域が余っているのでしょう(docomoには3日間で300万パケットを越えると帯域規制が掛かりますが、それを越える通信をしてもmopera網で規制されたことはありません)。

 逆に都会の方になると、サービス開始日の昨日の午前や昼過ぎ程度であればspモードの方が早かったりしたでしょうが、これがしばらく経つと同等に、今後の利用者増加と共にmopera Uより遅くなると考えられます。

 

 

 というわけで注意点としてはこれくらいですかね。Xperiaが売れるなんていうのは当のdocomo自身が思っていなかったでしょうし、売れ行きを見てから本格的に動き始めたであろうspモードですので想定内の出来ではありますが、もう少しブラッシュアップして欲しいところです。今後に期待しつつ記事を終わりにします。


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Riever

>ろひさん、kashimiさん、かつぽんさん、Chrisさん、nonbiriさん、はまちゃんさん、ぞうさん、kanchinさん、白吉さん、nice!ありがとうございます
by Riever (2010-09-11 22:46) 

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