Nehalemはミドルレンジにも！

　今年のQ4(10月～12月)にリリースされる予定のIntelの"Nehalem"のCPUですが、このサイトによるとミドルレンジに相当する価格帯（316USドル）からのラインアップとなるようです。

　上記のサイトはこちらのサイトを元に記事を作成しているようです。それにしてもこちらのサイト、ドイツ語ですか。私はドイツ語を履修しているのでこれくらいは読める・・・訳ないじゃないですか（爆）

　ドイツ語って結構難しいんですよ。冠詞も名詞によって変わったり、名詞や動詞も語尾が激しく変化しますからね。

 

　私事は置いておいて、そもそも"Nehalem"とは何ぞや、ということですが、これはCPUの「マイクロアーキテクチャー(Micro-Architecture)」（以下MA）のコードネームです。例えばちょっと前のPentium 4やPentium Dの頃は"NetBurst" MA、現行のCore DuoやCore 2 Duoが"Core" MAで、Intelのその次のCPUが"Nehalem" MAということです。

　簡単に言いますと、それぞれのMAは全く異なった作りをしたCPUなので、それらの前後を比べると劇的に性能が変わるような感じです。Pentium Dの3GHzよりもCore 2 Duoの2.66GHzの方が、クロック周波数が下がるにかかわらず遥かに速度が速いのは、根本的な構造が全く異なるからです。

　そんなわけで簡単なMAの説明を終わり、"Nehalem"の説明に移りたいと思います。

 

　"Nehalem" MAで最初に出てくるCPUは"Bloomfield"という名前のものですが、最近まではハイエンド・・・すなわち現在のCore 2 Extremeに相当するモデルでしか、今年には出す予定が無かったような話が有力でした。それが今回「316USドル」という価格が浮上したことで、普及価格帯（ミドルレンジ）の価格で提供される可能性が出始めたと言うことです。

 

 

　さて、現在「316USドル」に相当するIntelのデスクトップ向けクアッドコアですが、Core 2 QuadのQ9300(2.5GHz/FSB 1333MHz/L2 Chache 6MB)やQ9450(2.66GHz/FSB 1333MHz/L2 Chache 12MB)あたりが一致するようです。

 

　"Nehalem"は、同等のクロック周波数のCore 2 Quadと比べて45%高速という前代未聞とも言えるレベルの話も聞きますので、これは十分期待しても良いと思います。少なくとも私なら、お金があったとしても今年末までデスクトップPCを買うなんてことは間違ってもしません。大きく性能差がつくと分かっているのなら、しばらく待ってみるのも手と言えると思います。

 

 

　ちなみに始めに紹介したサイトのQuote（引用）の部分ですが、訳すとこんな感じです。

　『"Bloomfield"は第４四半期に計画されていて、価格は316USドルからになります。ハイエンドのモデルは999USドルです。クロック周波数はおそらく2.66GHz、2.93GHz、3.2GHzでしょう。』

 

　となるとCore 2 Extremeを置き換えるのは3.2GHzということになるでしょうが、ようやく価格が999USドルになるのは良いことです。以前からExtremeクラスは999USドルが主流だったのに、Core 2 Extremeになってからやたら高くなってQX9770では1,399USドルにまでになってしまいましたからね。安くなって（元に戻って）高速化なら文句なしだと思います。ま、それでも高いことには違いないんですが(^^;;

コメント 10

　あとは、X58(Tylersburg）チップセット搭載マザーがいくらするかですよねぇ・・。
　マザーボードやメモリも買い換えなくてはならないので、新たにPC1台組むくらいの出費になりそうです。
　私も今年の末までにバイトで得た資金をBloomFieldにつぎ込むつもり・・・・ありませんｗ
　
by MaxPayne.jp (2008-06-07 11:54) 

おはようございます。ＣＰＵについて勉強になりました。
４月にＶＡＩＯアウトレットで1年落ちのRmasterを購入してしまいました。使っていたデスクPCが調子が悪かったことと、VAIOアウトレットでの価格が魅力的だったことで・・・
今冷静になって思うと、せめて１ヶ月待ってもよかったかなぁ。って思ったりもしましたね。ただ、C２Quad Q6600（2.4GＨｚ）でも、今のところ全く不満は無いのですけれど、やっぱり新しい物は魅力的ですね。
by 響希 (2008-06-08 04:57) 

＞MaxPayne.jpさん、コメントありがとうございます
Tylersburgですが、一応DDR2に対応するものも（低価格帯用で）出すって話は聞くので、メモリは買い換えなくても良いのではないでしょうか？
低価格帯とは言っても現行のCore2よりは性能は良いでしょうし。

ただその場合でも、ママン・・・（←口癖です）M/Bは必須なので結構掛かりますよね。
MaxPayne.jpさんは当然Bloomfieldに行・・・かないんですか（爆）
ああ、でも既にかなりハイパワーなマシン持ってますからね。確かにここで変えたらもったいないです（笑）
by Riever (2008-06-08 11:29) 

>>Tylersburgですが、一応DDR2に対応するものも（低価格帯用で）出すって話は聞くので、メモリは買い換えなくても良いのではないでしょうか？
　そうでしたか、それならメモリは大丈夫そうですね。

　ただ今はCPUよりもGPUのほうを換えたほうが性能アップすると思うんで、私はGeforceGTX280(GT200)のシュリンク版を狙ってます。
　Nehalem世代に行くとしたら、Lynnfield/Clarksfieldくらいからですかね。
　それまではRieverさんのBloomFieldレビュー見て我慢しますよ。（ニヤリ
by MaxPayne.jp (2008-06-08 12:49) 

＞HIROさん、nice!ありがとうございます
by Riever (2008-06-09 11:11) 

＞はまちゃんさん、nice!ありがとうございます
by Riever (2008-06-12 01:32) 

＞Virgoさん、nice!ありがとうございます
by Riever (2008-06-12 01:32) 

＞響希さん、はじめまして。nice!、コメントありがとうございます
CPUはサイクルが比較的短いので、学んでも学んでもと言うところはありますね。それを覚えるのは（私は）楽しいのですが、新しいのを覚えるたびに前の世代のものは忘れていきます(^^;;

VAIO アウトレットは型落ちだったりするもののなかなかこなれた価格なのでそそられますよね。type R masterは基本スペックが高いのでそこまで気にすることはないと思いますよ？PCは新しくなるスピードがとても速いので、「買いたいときが買い時」も実際あながち間違ってはいないと思いますし。
CPUに関して言えば、マイクロアーキテクチャーが全く変わったとき（今回のCore MA→Nehalem）のはじめに買うのが一番利口だと思います。デスクトップの一番初めのCore 2 DuoであるE6700(Conroeという2.66GHz)のプロセッサと、私のtypeSZに搭載されている（現時点で最新の）Core 2 Duo T9300(Penrynという2.50GHz)のプロセッサでは、後者は改良されてはいるもののE6700の方が速いようなので、それならば劇的に変わる世代の方が良いという判断からです。

PCはCPU、GPU、メモリ、（USBやPCI Expressなどの）各種インターフェースが同時に新世代になることはまずあり得ないので、必ずどこか歯がゆい思いをするハードウェアが出てくると思います。なのであまりこだわっても仕方がないと思いますよ。
・・・という私が一番自分の言葉をかみしめろという所なんですが（爆）
by Riever (2008-06-12 01:42) 

＞MaxPayne.jpさん、連続コメントありがとうございます
GeForce GTX280、来ましたね（笑）
9x00から型番はどうするのかと思っていましたが、なるほど見事に期待を裏切り280/260ですからね。260でも期待できるような感じなので、GPUも結構気になっています。

>Nehalem世代に行くとしたら、Lynnfield/Clarksfieldくらいからですかね。
Lynnfieldは2009年のQ3なので大分遅いですが、そこまで堪えられますか？・・・と煽ってみる（爆）

>　それまではRieverさんのBloomFieldレビュー見て我慢しますよ。（ニヤリ
それはさすがに無いです(^^;;
999ドルならとは思うのですが、絶対的な金額が足りないとどうしようもないのです。でもいつの日か本気PCが欲しいです。とりあえずi-RAMとioDriveとSSD、Bloomfield（マルチCPUはさすがに要りません）とGTX280にBlu-ray・・・
・・・という妄想を毎日していますが何か(^^;;;;;;
by Riever (2008-06-12 01:48) 

＞かつぽんさん、nice!ありがとうございます
by Riever (2008-06-12 01:49)