Intel SSD X25-M(Ver.2.1)

　サイドバーにある購入宣言リストに入れていたSSD(Solid State Drive)を購入しました。

　購入したSSDはIntel製のMLCモデル、X25-Mの80GBです。型番はSSDSA2MH080G2C1、第2世代(Postville)の容量80GB バルクパッケージになります。

 

　ドスパラのWebで先月中旬に購入しましたが、プチプチに入っていました。

 

　SSD本体です。あ、シリアル隠し忘・・・れたわけじゃなくて、どれがシリアルか分からなかったので放置しました（爆）

 

　噂に違わず、裏のアルミ面は結構汚いです。もうちょっと磨き上げて・・・って、まあMade in Chinaなので贅沢は言いません（笑）

 

　さてさて、SSD本体画像の右上にも書いてあるとおり、購入した際の初期ファームウェアは"02G9"でしたが、その後公開された"02HA"にアップデートしてCrystalDiskMarkでベンチマークしました。

　しかしながらこの"02HA"はWindows 7 x64環境だとSSDが認識しなくなるという致命的なバグが発生しており、本日12/02(Wed)に修正された"02HD"が公開されたので、現在はそちらにアップデートしています。

 

　ここからはベンチマークの結果を列挙します。まずは私のPCのスペックですが、以下の通りです。

• VAIO type S (typeSZ) VGN-SZ95 (VGN-SZ95NS)
• Windows Vista Business x86 SP2
• Intel Core 2 Duo T9300(2.50GHz/800MHz/6MB, Merom)
• Intel GM965 Chipset(Santa Rosa, Rev.C0)
• Intel 82801HBM(ICH8-ME)
• DDR2-800(667MHz動作) Dual-Channel 2GBx2 4GB

 

　画像内に記述されている文字列の中で、前半の「X25-M G2(Postville) 80GB」はこのSSDの仕様ですね。X25-Mの第2世代、80GBを意味します。後半はそれぞれ異なりますが、「02HA」または「02HD」がベンチマークをしたファームウェアのバージョン、その後の「IDE」、「AHCI」、「IMSM」は、それぞれSSDを認識する際の"SATAモード"がWindows Vistaの「IDE互換」（ドライバ）、Windows Vistaの「AHCI」（ドライバ）、そして「Intel Matrix Storage ManagerのAHCI」（ドライバ）です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

　画像の列挙で見づらいような気がしなくもないですが、ご勘弁を(^^;;

 

　興味深いのが、IDE互換ではシーケンシャルリードやランダムリード(512KB)が低く、ランダムライト系が高い状態で、AHCIやIMSMではランダムリード(512KB)は高くなるのにランダムライト系が、特にIMSMを使った際に落ち込みが激しいといった状況になっていることです。

 

　私のVAIO typeSZはもともとBIOSにAHCIにする設定項目が無く、それをDOSで無理にBIOSを書き換えることによりAHCIモードにしている（自己責任、最悪保証が効きません）ため、AHCIはPC本体が想定していないハードウェアの動かし方ですので、パフォーマンスが落ちるのも仕方がないのかもしれません。

　また、AHCIモードにしているせいか、特に起動直後にHDDアクセスランプが点灯せずに、しばらくPCの挙動が止まる（プチフリはHDDアクセスランプが点灯するので、それとは違う）現象が起こります。VAIO typeSZを使用している方は体感に直結するランダム4KB系のスコアが落ちる可能性があるので、AHCIにはしない方が良いと思われます。

　それ以前にランダムライト(4KB)が普通に遅いんですけどね・・・こちらはサウスブリッジがICH8なので仕方がないのでしょうが、もう少し出てくれても良いんじゃないかなぁと思いました。

 

　そんなわけで体感に直結する4KB系の結果が落ちるAHCIは我慢がなりません。しかもAHCIドライバをインストールしてしまった後でIDE互換に戻してもベンチ結果は直らなかったので、今週の土日にまたリカバリをすることにしましょうか（爆）

 

 

 

　それと参考までに、導入してすぐ（とはいえ一度ベンチを回してしまいましたが）と、今のS.M.A.R.T情報です。CrystalDiskInfoを使用しています。

 

 

　今の状況は、E1の欄の「総書き込み量」の値が随分増えていますが、Intel製SSDの純正メンテナンスソフトのIntel SSD Toolboxによると、654GBの書き込みのようです。

 

　起動して55時間しか経っていないもののベンチマークをしすぎてとんでもなく書き込みをしている状況ですが、寿命を表すS.M.A.R.T.のE9欄「メディア消耗指標(Media Wearout Indicator)」を見ても全く変化がないのでこれくらいは余裕のようです。もともとSSDを買うならSLCと決めていたのですが、なかなかSLCの容量が増えない点と、元々入っていたSamsungのHM16HJIというHybrid HDDの遅さに耐えきれなくなったので購入しました。

　だって酷いんですよ？このHybrid HDD。256MBのフラッシュメモリが内蔵されて普通のHDDより速い、という謳い文句に釣られてSonyStyleで注文しましたが、普通に7200rpmのHDDの方が速いんですから。

 

　ご覧くださいこの遅さ！もうウ○コですウ○コ（←黙れ）

 

 

　まあそんなこんなで、実際そんなに速くなったの？ということが一番大事なわけですが、これがどこぞの雑種（Hybridは"雑種"の意）と違ってもうケタ違いに速いんですよ。

　どれくらい早いかって、起動終了はもちろん、一番高価を発揮しているのがVirtual PCでOSを仮想化で運用している時、呼び出したWindows XPがまるでメインマシンのごとくサクサク動くんです。今まではHDDが足を引っ張っていたんですが、それがCPUが引っ張るようになってもう少しCPUパワーが欲しいなぁ・・・という新たな欲望を生み出したりと、SSDの速さはとんでもないですね。

 

　ソフトのインストールや再起動が楽しくなるくらいですから、この速さはとてつもないです。VistaのSP1→SP2は5分くらいで終わりましたし（笑）

 

 

　というわけでSSDを導入したというお話でした。本当はWindows 7も入れたいんですが、SonyがSound Reality用のASIOドライバを公開してくれないので結局入れられず、x86でもx64でも入れたいなぁと、もったいないなぁと思いながらひっそりとドライバ公開してくれるんじゃないかとちゃっかり期待していたりするんですが・・・

 

 

　私は我慢できずに今回買ってしまいましたが、今月末～来年春くらいまでには、Intelは第3世代のSSD（X25-M G3,Postville Refresh）を出す予定です。第3世代は80GB,160GB,300GBの3つが出る事になっており、80GBのSSDは15,000円程度まで値下がりするんじゃないかと個人的に踏んでいるので、今後SSDは比較的現実味を帯びた選択肢になると思います。

 

　CPUを1つ上のグレードにするくらいならSSDを買った方が間違いなく快適になると断言します。PCがちょっと遅いなぁと思ったそこの貴方！SSD化を試してみませんか？

 

　・・・どこの販促員だよ、と思いつつ終わりたいと思います(^^;;

 

 

　追記ですが、Windows Vistaのエクスペリエンスインデックスの画像を忘れていましたね。全く問題なく最高の5.9になったわけですが、貼っておきます。

 

 

 

追記：一部追記しました(Ver.2.0)
追記：一部修正しました(Ver.2.1)

コメント 1

＞お米2号さん、kanchinさん、かつぽんさん、hidexさん、Virgoさん、moonrabbitさん、nice!ありがとうございます
by Riever (2009-12-19 17:22)